無事に保育園も決まり、ほっとしたのも束の間に新たに浮上した問題が娘の哺乳瓶拒否でした。
保育園に預けるため、どうしても哺乳瓶で飲んでもらわなければならなかったのですが、これがまぁ飲まない。
赤ちゃんに哺乳瓶拒否をされていると
・人に預けることができない
・赤ちゃんと離れられる時間は授乳の合間のみ
・自分に何かあった場合に不安で仕方ない
と、お母さんにとってもすごいストレスになりますよね。
世の中で言われているあらゆる方法を試し、娘が哺乳瓶拒否を克服できた方法と、効果がなかった方法をご紹介します。哺乳瓶を拒否している理由は赤ちゃんによってさまざまなので、あなたの子供には有効かもしれません。
また、最終的に娘は保育園に通い始めても哺乳瓶を拒否し続けました。何故、哺乳瓶拒否をしているのに保育園に預けられることができたのか、その理由もお伝えします。
5園もの認証保育園から内定をもらった我が家の保活の情報はこちらでまとめています。
https://www.zubora-tsuma.com/entry/hokatsu-no1
すぐに読める目次
娘が哺乳瓶拒否をするようになるまで
娘が生まれて~今までの我が家の授乳の方法
まずは、娘が生まれてから今までの我が家の授乳の方法をお伝えします。
誕生~生後2ヶ月 混合
生後2ヶ月~生後8ヶ月 完母(哺乳瓶拒否期間)
生後8ヶ月~生後9ヶ月 混合
生後9ヶ月~現在 完ミ
生まれてすぐは母乳の出が良くなかったこともあり、ミルクと母乳の混合で育てていました。段々と母乳の量が増え、完全に母乳に移行したのが生後2ヶ月頃です。
初めはほぼミルクで育てていたわたしが、混合を経て完母に移行した方法やそれぞれのメリット・デメリットについてはこちらでまとめています。
混合育児に悩んだミルクの量についてはこちらをどうぞ。
最初の異変はミルクを飲まない?
異変に気付いたのは生後5ヶ月頃です。わたしが一人で出かけており、娘の授乳は夫がミルクで対応する予定でした。
その日は結局わたしが家に到着するまでにミルクを飲んだようです。最初が混合で育てていてミルクを良く飲んだことや、それまでも外出時に何度かミルクで対応していたことはあったため、その時はそこまで深く考えませんでした。
決定的な出来事。これは哺乳瓶拒否だ!
別の日に案の定わたしが外出し、夫がミルクで対応する機会がありました。夫が哺乳瓶でミルクをあげようとしたとき、娘は哺乳瓶を手で払いのけ、号泣。
その後、何度試しても哺乳瓶でミルクを飲むことはありませんでした。
これが哺乳瓶拒否の幕開けでした。
哺乳瓶拒否を克服するために試した方法7選
哺乳瓶拒否は精神的にも確かに大変でしたが、我が家の場合は4月から娘を保育園にいれる予定だったので、なんとか哺乳瓶を克服してもらわなければならない!と、様々な方法を試しました。試した方法とその結果をご紹介します。
お母さん以外の人があげる
拒否レベル★★★★
赤ちゃんはお母さん=おっぱいをくれる人だと認識しているので、他の人があげると諦めてミルクを飲むこともあるようです。やはりお母さんがあげようとすると、「どうしておっぱいくれないの~!?」と思ってしまうんでしょうね。
わたしがミルクをあげようとした場合と夫があげる場合を比べると、夫の方が少しだけ泣く度合いが少なかったように感じます。(気のせいかもしれません。)
まぁ、結論としては夫があげても飲まなかったのですが。
ミルクの味を変える
拒否レベル★★★★★
それまで明治のほほえみを使用していましたが、味を変えたら飲むかもしれない!と和光堂のはいはいを試してみることに。
飲んでくれるか分からないのに、大きな缶を買うのがちょっと…。という方におススメしたいのが、キューブ型のミルクです。日持ちもしますし、持ち運びにも便利なので重宝しますよ。
結果はむなしく完全拒否でした。一度は哺乳瓶をくわえるものの号泣して、全く飲もうとしませんでした。この方法はミルクの味がいやで拒否している子には有効ですね。
搾乳して哺乳瓶であげてみる
拒否レベル★★★★★
まずは母乳を搾乳して哺乳瓶で飲ませ、慣れたらミルクに移行しようという考えで次に試したのが搾乳でした。使った搾乳機はコスパのいい手動タイプです。
ところが、搾乳しても相変わらず飲むことはありませんでした。このころになると、哺乳瓶を見ただけで泣くようになってしまい、もはや哺乳瓶をくわえることもしなくなりました。
これは哺乳瓶をくわえてくれる子であれば、飲んでくれる可能性は高いと思います。飲んでくれるようであれば、母乳とミルクをまぜて、徐々にミルクを増やしていくという方法もやってみる価値はあります。
時間をあけてあげる
拒否レベル★★★★★
おなかがすいたら飲むのでは?と思い、普段の授乳時間より間隔をあけてミルクをあげようとしましたが、哺乳瓶をさしだすと手で払いのけ、号泣します。
おなかがすいたよ~と、顔を真っ赤にして泣いている子供をみると、こうまでして哺乳瓶で飲ませる必要があるのか…。と辛くなりますよね。この方法は子供が可哀想になるため、個人的にはあまりおススメしません。
空の哺乳瓶やニップルで練習する
拒否レベル★★★
哺乳瓶をくわえることもしなくなったため、とりあえずは哺乳瓶に慣れさせることから始めることにしました。おもちゃ感覚で、哺乳瓶を渡してみたり、おしゃぶりがわりにニップルを与えてみました。
おもちゃ感覚で与えているからか、ニップルを吸ってみたりと少し進歩がみられました。ただミルクをいれてあげようとすると、手で払いのけ哺乳瓶からミルクを飲むことはありませんでした。
スプーンからミルクを飲ませる
拒否レベル★
娘が離乳食を始めたこともあり、スプーンには大分慣れていました。そのため、ミルクをスプーンですくって飲ませてみました。すると、なんと拒否することなく飲みました!
ただ、1回ですくえる量が少ないためスプーンで飲める量には限界があり、全ての量を飲ませるというわけにはいきませんでした。
我が家で使っている離乳食書初期からの便利グッズはこちらでまとめています。
コップやスパウト飲みをさせる
拒否レベル★★★
スプーンで飲むなら、コップはどうだ!と試してみましたが、まだ上手くコップで飲むことができずに口の端からほとんどこぼれてしまいました。
スパウトも試したものの、哺乳瓶と似ているからか少し口にくわえたものの、すぐ出してしまいました。
コップ飲みやスパウト飲みがすでに上手な子であれば試してみる価値ありです!
哺乳瓶拒否に効果があった方法はNUK(ヌーク)でした。
生まれてからずっと、哺乳瓶は有名で手に入りやすいピジョンの母乳実感を使っていました。
そんなときに、たまたま出会ったのがNUK(ヌーク)の哺乳瓶でした。
わたしはもはや哺乳瓶拒否を治すのはあきらめかけていましたが、なんとこれが大ヒット。どうせ飲まないだろう…。と思いながら、娘にNUKの哺乳瓶を渡したところ、いつもと哺乳瓶が違うからかくわえて30mlほどごくごくと飲んだんです!
まだ、必要量には足りていませんが、哺乳瓶からは一滴も飲まなくなっていた娘にとっては大きな進歩でした。
NUK(ヌーク)は母乳の出方と同じように複数の穴からミルクが出る仕組みになっており、おっぱいに近い哺乳瓶と言われています。
▽こんな感じで、かなりワイドなニップルです。ちょっとわかりづらいですが、ニップルの先端に6つの穴があいています。
母乳実感に比べてニップルは柔らかく、母乳実感よりおっぱいに近い感じがしますね。また、ヌークは母乳実感などと比べても飲むのに時間がかかる構造になっており、沢山吸わないと出てこない点も母乳と似ているなぁと感じています。ミルクを一瞬で飲み干してしまう赤ちゃんにもおススメです。
このヌークの哺乳瓶を使い始めてから、娘が哺乳瓶からミルクを飲む量はどんどんと増えていき、今では完ミとなりミルクが大好きな子になりました。
もしDADWAY(ダッドウェイ)に会員登録している方は、ヌークの哺乳瓶はダッドウェイで購入するとポイントがつくのでお得ですよ。
ダッドウェイについてはこちらの記事で詳しくまとめています。ちなみにエルゴの抱っこひもを買うなら一番お得に買えるのはダッドウェイです。
哺乳瓶拒否をしているのに保育園に預けられた理由
実は娘がミルクを飲むようになったのは、保育園に預け始めてから1か月ほど経ったあとのことでした。まだ、0歳児なのでミルクは昼食後、おやつと2回飲むタイミングがあります。
哺乳瓶を拒否していたにもかかわらず保育園が娘を預かってくれた理由は4つあります。
・離乳食が始まっていたこと
・スプーンから少量飲めたこと
・飲まなくてもご機嫌だったこと
・慣らし保育期間だったこと
離乳食が始まっていたために昼食は離乳食で、ミルクを飲まなくても問題なかったこと。おやつの時間のミルクは保育園の先生がスプーンで少量のミルクを飲ませてくれたこと。保育園の先生には感謝しかありません。保育園のメリット・デメリットについてはこちらでまとめています。
そして一番大切なのは、娘がミルクを飲まずともご機嫌だったことです。実際11時頃に昼食を食べてから、お迎えに行く17時頃まで6時間も食べないとおなかがすくと思うのですが、娘はご機嫌で過ごしていたようです。
また、慣らし保育の期間であったため万が一おなかがすいてぐずったとしても、わたしがすぐかけつけられるのも大きな要因でした。慣らし保育についてはこちらでまとめています。
哺乳瓶拒否の時期に救われた言葉
子供が哺乳瓶拒否をしていると、お母さんの体力や精神的なストレスは大きいと思います。今となっては「あの時飲まなかったよね~。」と笑い話ですが、当時はわたしもかなり悩んでいました。
そんな時に相談した助産師の方に言われて救われた言葉があります。
「赤ちゃんは大人より生命力が強いから、本当にお腹がすいたら飲む」
これを聞いて、万が一わたしに何かあって入院することになったりしても、本当にお腹がすいたら、きっと飲んでくれる。と気持ちが大分楽になりました。
哺乳瓶拒否に悩んでいるお母さんはあまり心配しすぎないようにしましょう。
哺乳瓶拒否を克服するための8つの方法まとめ
我が家が試した哺乳瓶拒否の方法はまとめると8つです。
・お母さん以外の人があげる
・ミルクの味を変える
・搾乳して哺乳瓶であげる
・時間をあけてあげる
・空の哺乳瓶や哺乳瓶の乳首のみで練習する
・スプーンからミルクを飲ませる
・スパウトやコップ飲みをさせる
・NUK(ヌーク)の哺乳瓶を使う→解決!!
哺乳瓶を拒否している理由は赤ちゃんによって様々です。我が家はたまたまNUK(ヌーク)の哺乳瓶が解決してくれましたが、あなたの赤ちゃんに合うかは正直分かりません。
ただ、どれも試してみる価値はあると思います。もしかしたらどれかが哺乳瓶拒否を治すきっかけになるかもしれませんよ。
哺乳瓶拒否に悩むあなたにとって参考になればと思います。