完ミから混合を経て、完母になったわたしの体験談です。
育児真っ最中のお母様方、どうやって赤ちゃんを育ててますか?
わたしは完ミ→混合→完母と全てを経験しました。
それぞれの悩みがありますよね。
今回はわたしが完ミから混合を経て完母になった方法と、完母、混合、完ミのそれぞれの割合やメリット・デメリットを比較しました。
これから育児を始める皆さま、育児真っ最中の皆さまの参考になればと思います。
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すぐに読める目次
完母や完ミ、混合の割合は?先輩ママはどうやって育てている?
まずは言葉の定義から。
完母は完全母乳、完ミは完全ミルク、混合はその名の通りミルクと母乳の混合のことをさし、授乳の仕方の違いのことを言います。
そして出産したことがある方は一度は授乳方法を迷ったことがあると思います。
また、次のグラフは厚生労働省が発表している乳幼児の栄養調査の結果ですが、世の中の流れとしては完母が最も多く、続いて混合、完ミの順のようです。
また、月齢別の完母・混合・完ミの割合は以下のように推移しています。
生まれてすぐは完母もしくは混合の割合が最も多く、生後4ヶ月頃に完母・混合・完ミが同程度の割合になります。
その後、離乳食が始まる生後5〜6ヶ月頃に完ミが最も多くなるようです。
完ミから完母に移行した方法とは?
これはずばり頻回授乳です。
私の場合、出産直後の入院中は全く母乳が出ていませんでした。
入院中は授乳前と授乳後で娘の体重を量るのですが、飲んでいる量はわずか5mg程度。
そのため、退院してからもほとんどミルクで育てていました。
ただ夜中のミルク作りは正直とてもしんどいんですよね。
娘の場合、母乳を飲むとそのまま寝ることが多かったため、まずは夜中のミルクが母乳に変わりました。
またミルクの場合、赤ちゃんの胃の負担を避けるため、ミルクを飲ませてから3時間以上あけるように言われますよね。
新生児期のころはどうやったら娘が泣き止むのかわからず、この3時間以上あけるというのがとても負担になっていました。
そのため、だんだんとミルク→泣いたら母乳をあげるというのを繰り返しました。
その結果、生後3か月頃には完全母乳になりました。
正直2か月ころまではほとんど授乳していたのではというくらいしょっちゅう母乳をあげていました。
完母のメリット
ここからはそれぞれのメリットやデメリットをご紹介していきます。
栄養が豊富で免疫がつく
母乳には赤ちゃんに必要な栄養素がたっぷり含まれています。
また、産後10日以内くらいの母乳は初乳と呼ばれ、免疫物質が含まれており、一滴でも赤ちゃんにとってはとても良い効果をもたらすと言われています。
経済的
こちらは一目瞭然ですが、お金がかかりません。
とても経済的です。
子宮の戻りが良い
赤ちゃんがおっぱいを吸うことで「オキシトシン」というホルモンが分泌され、このホルモンは子宮を収縮させる作用があります。
そのため産後すぐは、赤ちゃんに母乳をあげていると下腹部痛が起こることもあります。
産後ダイエットになる
母乳での育児は1日に約500kcalを消費しているといわれています。
そのため運動をしていなくともダイエット効果があります。
すぐ授乳ができる
母乳はミルクと比べて準備をする必要がありません。
赤ちゃんがお腹が空いたよー!と泣いた際にすぐあげることができます。
完母のデメリット
哺乳瓶拒否を起こす可能性がある
完母で育てていた娘がなったのが哺乳瓶拒否です。
いざ預けようと思った時に哺乳瓶を拒否されるので、預けることができないんですよね。
たまには哺乳瓶であげて、慣らしておくことが大切だと思わされました。
娘が哺乳瓶拒否を克服した方法についてはこちらでまとめています。
飲んでいる量が不明
赤ちゃんの飲めている量がわからず、「母乳がちゃんと出ているのかな…」なんて不安になることも。
そんな時に母乳が十分なのか確かめる方法は赤ちゃんの体重です。
1ヶ月で約700g〜1000g(30g/日)増えていれば母乳が十分な証拠です。
授乳間隔が短い
母乳はミルクに比べて消化しやすく、授乳間隔が短くなりがちです。
また、産後すぐはまだ母乳量が十分でない可能性もあり、頻回授乳をすることで母乳量が安定してくるとも言われています。
生後2ヶ月くらいまでは1時間半おきに授乳なんてことも。
他人に預けられない
母乳育児の場合、他の人に預けることは難しくお母さんの外出は授乳と授乳の間のみに限られてしまいます。
外出時に授乳室がないと授乳できない
どこでもいつでも授乳というわけにはいきません。
外出する際には授乳室の有無のチェックを忘れずに。
乳頭トラブルや乳腺炎を引き起こす可能性がある
赤ちゃんがうまく咥えられないことによる乳頭トラブルや、乳腺が炎症を起こしてしまうことから起こる乳腺炎を引き起こす可能性があります。
自分の食べ物に気をつける必要がある
上記の乳腺炎は食事が原因で起こってしまう可能性があるようです。
そのため、母乳をあげている間は和食中心の生活とすることが理想です。
また、禁酒することも必要です。
完ミのメリット
誰でも授乳が可能
ミルク育児は誰でも授乳が可能です。そのため、お母さんも外出がしやすくなります。
飲んでいる量が分かりやすい
赤ちゃんがどのくらいの量のミルクを飲めているか知ることができます。
購入したミルクの缶にも大体の目安量が記載されていますので、参考になるかと思います。
好きなものを食べることができる
お母さんが好きなものを食べることができます。
カフェインやアルコールなども摂取しても問題ありません。
完ミのデメリット
外出時の荷物が多い
哺乳瓶やお湯、湯冷ましなど外出時に持ち歩くものが増えます。
授乳までの準備が大変
ミルクを作る温度は70度以上のお湯が推奨されており、ミルクを溶かして冷ますなど、授乳までに様々な準備が必要となります。
特に夜中の授乳は辛いものがあります。
お金がかかる
ミルクの量が安定してくる生後2〜3ヶ月頃から大体1週間で一缶消費します。
一缶2500円前後で購入できるため、約10000円/月程度のミルク代がかかります。
赤ちゃんに免疫がつきにくい
現在のミルクはかなり母乳に近く、栄養も豊富と言われていますが、お母さんの免疫はミルクでもらうことができません。
そのため、赤ちゃんに免疫がつきにくくなってしまいます。
子宮の戻りが遅れる
上記でも記載しましたが、母乳が子宮の戻りを良くするのに対し、ミルクの場合は子宮の戻りが遅くなりがちです。
混合育児ならではのデメリットもあるよ
混合育児の場合、基本的には完母と完ミのメリットデメリットを合わせたものになりますが、混合育児ならではの悩みをご紹介します。
乳頭混乱
生まれたばかりの赤ちゃんはまだ吸う力も弱いため、飲むのが楽な哺乳瓶を好むようになり、母乳を嫌がる可能性があります。
母乳を先に飲ませてからミルクを飲ませるなどの工夫をしましょう。
ミルクの量にこまる
母乳を飲ませたあと、どのくらいの量を飲んでいるか分からず、ミルクの量をどのくらいあげたらいいのか困りました。
そのための対策としては、多めに作り様子を見ながら飲ませる。
もしくは母乳の回とミルクの回を分けるなどすることをおすすめします。
どうしても飲んでいる量が知りたい!という場合は赤ちゃん用のスケールを使い、飲む前と後に計測することで飲んでいる量を知ることができます。
結局は完母?完ミ?どれがいいの?
完母・混合・完ミそれぞれの悩みや良い点を理解して頂けたでしょうか。
「完全母乳で育てたい!」「母乳が出るか不安なので、完ミが良い」などそれぞれの考え方があると思いますが、一つの授乳方法にしばられる必要はありません。
育児に正解はありませんし、それぞれメリットもデメリットもありますので、お母さんや赤ちゃんの状態に合わせて選択するべきだと思います。
一番大切なことは赤ちゃんが順調に健康に育っているかどうかです。
初めての育児は不安で迷うことも沢山あると思いますが、お母さんがストレスなく続けられる授乳の仕方が一番です。
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それでは今回はこの辺で。ズボラ妻(@zubora_tsuma)でした。